父との時間

(2018/07/18)

 父と兄夫婦、私たち夫婦で食事をした時、突然父が「マツダスタジアムで野球観戦をして、宮島、原爆ドームに行ってみたい。」と言い出しました。父はもともと何がしたいとかどこに行きたいということがない人なので誕生日プレゼントに一泊二日で広島に行く事にしました。

 広島に嫁いだ娘夫婦と宮島で合流、散策や水族館に移動する際には主人と娘夫婦が交替で車椅子を押す姿を嬉しく思い、夜には球場へ。熱狂的なカープファンに交じり観戦。巨人に逆転勝ちした好ゲームを見て私たち夫婦は大満足でした。(父は隠れ巨人ファン?)

熱狂的なカープファン

熱狂的なカープファン

原爆ドームを眺める父

原爆ドームを眺める父

 翌日、原爆資料館を見学の後、対岸で原爆ドームを見つめる父は猛暑の広島の地で何を想い何を感じていたのでしょう。

 もうすぐ95歳になる高齢の父と過ごせる日は年齢を考えると、そう長くはないのかもしれませんが、近くに嫁いだ娘である私がちょくちょく顔を見せてあげることが最大の親孝行なのかなと父の誕生日を前に思う今日この頃です。

(ベテル三番町クリニック 師長 藤本美佐子)