ベテル病院の花空間・植物空間

(2020/01/15)

 松山ベテル病院内には、たくさんの花や観葉植物があります。

 玄関先には、さまざまな花材で時にクラシカルに、時に前衛的に、ボランティアのお花の先生が活けられています。売店前のエレベータ前、庭や野山季節の花がそれにお似合いの花瓶に活けられています。ある病院スタッフが活けています。

 2階の中庭にはアイビーやワイヤープランツ、ゼラニウムが。秋から冬にかけてアイビーに混じって萩の花が咲いていました。この中庭は私の大好きな空間です。ボランティアの方が長年水やりを続けてくださっています。

 3階の「こもれびの森」(院内のちょっとしたおしゃべり空間)では、歌の会のボランティアの皆様が、様々な季節のお花や果物を整え楽しい会を開いてくださいます。

 4階東のベランダ、季節の花々がプランターにいっぱい。ボランティアの方や病院スタッフが花を植え替え、水をやり、いつも花盛りです。

 さらに、各フロアー・病棟にはそれぞれに絶えることなく花があり、草木があります。ある時は月下美人が10月までも咲くこともありました。外来の窓際、1階ですが、外からの暖かい日差しが小ぶりの胡蝶蘭を毎年のように咲かせてくれます。

 たくさんのボランティアさんと病院スタッフが、これらのお花や植物に関わってくださっています。自分の畑の花木をどうぞと言ってくださる方もいらっしゃいます。

 あるボランティアさんのお話。「誰が手入れをした、誰が活けたといくことではないのです。たくさんの人が関わってくださっているのです。見てくださる人が、ああ、今はこんな花が咲いているのかと季節を感じ、草木を見て少し心を休めてもらえればいいのです。」

(医局長 加藤喜久美)

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2階中庭

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 2階中庭

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玄関先

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売店エレベータ前