(2019/05/15)
ベテル病院・薬剤課の窓口カウンターの隅に居る「アイちゃん」を紹介します。 いつも季節の行事を表現している「アイちゃん」は、あるお薬のイメージキャラクターのぬいぐるみです。そのお薬の名前から動物のサイが看護師のユニフォームを着ています。
病院のリフォームの際、薬剤課のDI室(ドラッグ・インフォメーションの略で医薬品情報室の意)のパソコン台の上から窓口カウンターへと、彼女の座る場所は移動しました。いつも伝票入力を行っていた私を見守るようにそばにいた彼女が窓口カウンターに移ってしまったときは、寂しくて「いつか、こっそり連れ戻すからね。」と心の中で思っていました。
しかし、ある日「あのぬいぐるみに、ある患者さまが毎日会いにいらして『アイちゃん』と名前を付けてくださっているよ。」と聞いたとき、驚きと共感のような喜びがありました。時はクリスマス。毎日会いに来てくださる患者さまに感謝のプレゼントをしたくて、アイちゃんは、赤い帽子を初めて被りました。
(薬剤課 近藤朋子(文章)、門田優子(写真))