(2018/05/02)
病院の玄関を入った正面に、医療相談室・地域医療連携室があり、3名の医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)が働いています。その窓口カウンターに「医療ソーシャルワーカーいます」というピンクのプレートが置いてあります。これは2013年5月第33回日本医療社会事業学会において記念講演をされた、漫画家くじらいいくこさんが作られたプレートです。
当時くじらいさんは、MSWを主人公とした漫画『いとしのタンバリン』をビッグコミックオリジナル掲載中でした。くじらいさんは、ご自身のお母様の入院をきっかけにMSWと深く関わるようになり、そこからMSWの魅力を徐々に感じられたそうです。世の中にあまり知られていない職業を生業(なりわい)とする主人公(丹波倫太郎MSW)を描くことは、 くじらいさんにとってかなりの冒険であったそうですが、少しでも多くの方にMSWの存在を知ってもらいたいという思いで、創作活動に取り組まれたそうです。
かき氷の暖簾(のれん)のように、店先の暖簾を見れば共通認識ができるくらいに、一目でMSWの存在をアピールできるものを創りたい・・・。その思いからこのプレートが生まれました。
興味があれば『いとしのタンバリン』読んでみてください。MSWがどのような働きをしているか、面白く、よく解ります。
ベテルの相談窓口には「医療ソーシャルワーカーいます」
(松山ベテル病院・道後ベテルホーム・ベテル三番町クリニック合わせて法人内に8名のMSWが働いています。)
いつでもお気軽にお声掛け下さいませ。
※医療ソーシャルワーカー(MSW)とは・・・
保健医療機関において、社会福祉の立場から患者さまやそのご家族の抱える経済的・心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行います。
(医療相談室・地域医療連携室
主任 ソーシャルワーカー 太田多佳子)