(2021/05/19)
~コロコロたまごを温め中~ その三
5月に入り、気持ちの良い季節になりました。桜の木は眩しい程の新緑を迎えています。コロナ禍が続く中ですが、マスクを外し、初夏の爽やかな空気を大の字に身体を伸ばし思いっきり深呼吸したくなります。
子ども達も外遊びの季節がやってきました。保育園の周りは自然に恵まれ一年を通して、虫との出会いを楽しんでいます。この時期の一番の遊びは「ダンゴムシ」です。外に出ると子どもの視線に入りやすいのでしょうか!?すぐダンゴムシを発見します。腰をかがめながらプランターの傍まで歩き、座り、視線はダンゴムシの動きに興味津々です。ダンゴムシもビックリしてプランターに潜り込みます。すると、すぐ保育士のエプロンの裾をひっぱって、プランターまで来るとプランターを上げる仕草を見せます。プランターを上げるとダンゴムシの姿にニヤニヤです♡もう、次の日はどこか他に居ないか右手にスコップを持って探しています。何日か過ぎると最初は持つ事も泣き顔だった子も指でつまんだり、手の上で丸まる姿にビックリしたり、指でつついたり楽しみます。テーブルの上でダンゴムシを歩かせ、テーブルと目の高さを同じにして観察しています。表情はニコニコしているのではなく、淡々としています。ですが、子どもの目や動きを見ていると心がそこに向かい自らの心が遊んでいるなぁと感じます。ですが…こんなに大好きなダンゴムシなのにある日突然いなくなります。どこに行ってしまうのでしょうか?(毎年不思議に思っています。)
5月は子どもの成長を祝う端午の節句です。
体は丈夫に、心やさしく、強く、たくましく と願っています。
(松山ベテル病院保育園 主任 魚尾伊智美)
外は気持ちいいなぁ~