2020年『ほっこり夏祭り』を振り返って

(2020/09/16)

2020年『ほっこり夏祭り』を振り返って                            

今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、面会制限や、フロアごとに対策を設けざるを得ず、ご利用者・ご家族・職員共に外出制限など息苦しい日々を送ってきました。

そんな中、少しでも「心晴れる時間を皆さまと一緒に作りたい」という想いから、療養棟では各棟の開催、通所リハビリテーションでは、1週間を通して「ほっこり夏祭り週間」での夏祭り開催という結論になりました。

過去に例のない形で悩んでいた時、会議の中で「小規模だからこそ利用者の力を借り、利用者と一緒に作る夏祭りはどうか?職員と利用者と協働で共有する時間も増える。」という意見が出ました。「利用者に飾りつけや調理準備等にも参加してもらおう。」「職員が感謝を伝える手段として何があるか・・、心晴れること!音楽!生演奏!」と職員バンドが立ち上がりました。昨年度までとは違う沢山の提案が生まれ、夏祭りが形作られていきました。飾りつけのイメージ図を各階完成させ、一つ一つのパーツを多くのご利用者に作って頂きました。想像を超えて積極的に作業に取り組まれる方、習字や手先が器用な一面を発見し驚いたこと、違う提案からより発展した作品になり、一人一人の作品でとても賑やかな夏祭り会場に仕上がりました。調理の試作では、ご利用者の方々の豊富な経験から手際よくとても美味しそうなお菓子が出来上がりました。活動の中で、前向きな声をかけて頂き励まされ、普段より「話す」機会が増え、様々な意味で「会話」の大切さを実感しました。

それは職員間も同じで、準備段階での実行委員、各療養棟間、各部署間の連携が必要不可欠でした。

私自身、実行委員長という立場で携わらせて頂きましたが、序盤は理想と現実とのギャップから思うように段取りが組めず、大きな壁に何度も心が折れそうになりました。しかし、各部署の実行委員をはじめ、スタッフが一丸となって取り組む姿や前向きな声掛けに背中を押され、前を向くことが出来ました。

夏祭り当日。ご利用者・職員共にとても多くの笑顔が見られ、盆踊り・バンド演奏・お菓子作りなど「密」を回避しながらも、たくさんの方とふれ合い、話す時間が持てました。「協働」の活動によりご利用者、職員の心が一つになれ、いつもの祭り以上に『心』が「密」になれたことを感じています。

大規模開催が困難な今年だからこそ実現する事ができた、ご利用者参画型『ほっこり夏祭り』は、自分にとって施設全体が一丸となったチームワークを感じる素晴らしい経験となりました。

これから先も、様々な環境の中でも今回のように「心のこもった寄り添う看護・介護」を基本理念とした『想い』を持ち、ご利用者やご家族、地域の方々が少しでも笑顔になれる工夫を、スタッフ一同常に心掛け、仕事に邁進させて頂きます。今回、このような機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。

~今回は職員利用者のみでの開催でしたが、受付前で夏祭りの様子をビデオ放映しております。是非ご覧ください。~

夏祭り実行委員長 山光 諒