日本緩和医療学会 研修施設認定:2019年4月1日~2024年3月31日
日本緩和医療学会認定研修施設の認定のお知らせ
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日本緩和医療学会とは?
現代の医学・医療の発展は、がん医療において、基礎医学から臨床医学までの進歩はがん患者の治療成績を向上させてきました。しかし、これらの成果の一方で、依然多くの患者は全人的苦悩(total suffering)から解放されていないという現実があります。このような状況において、患者のクオリティ・オブ・ライフ(Quality of life:QOL)の向上を目指す緩和医療(Palliative Medicine)が海外で 確立されるようになりました。
わが国においても、医療・福祉の各専門分野を包括した緩和医療を確立するため、1996年に日本緩和医療学会が設立されました。本学会は、がんやその他の治癒困難な病気の全過程において、人々のQOLの向上を目指し、緩和医療を発展させるための学際的かつ学術的研究を促進し、その実践と教育を通して社会に貢献することを目的としています。
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認定研修施設設立の目的とは?
日本緩和医療学会が設立され25年以上が経過し、緩和ケア専門医の育成を目的として、より環境の整った十分な研修ができる施設の認定制度が2008年度より開始となりました。
当院は、翌年の2009年4月1日より認定を受け、「日本緩和医療学会 緩和医療専門医」の育成のための研修施設として継続認定されております。今後も地域の緩和ケア発展のため微力ながら努力して参りたいと考えています。